中国では、その昔、「食医」と呼ばれる医師がいました。当時、医師の中で「食医」は最も位が高く、病気の予防と元気に長生き出来る方法を研究していたと伝えられています。
薬膳料理とは、ただ単に薬草を入れた料理を指すわけでは、ありません。中国で古来より伝わる食養生の方法であり、「薬食同源」の意味あいが深いのです。
薬草にも食べ物にも、私達ヒトの体に色々な影響を及ぼす成分が入っています。この成分の調和を上手くはかり、ヒトが健康に生きていくための食べ物に変えていくのが薬膳料理です。
味や見た目だけではなく、日々の暮らしの中に取り入れることにより健康な毎日を送ることのできる料理、それが薬膳料理です。そのため、指導に専門家が必要です。
例えば、体にいいと言われている食べ物、クルミは中国では漢方薬の原料としても用いられますが、濃い緑茶と一緒に摂らない方がいいと言われています。
また、体を冷やす食べ物、温める食べ物、どちらでもなく温めもしないし冷やしもしない食べ物があります。中国では夏のむし暑い時季(気温が高く、湿度が高い季節)に、清熱作用を持ち体内の余分な水分の排泄を助けてくれる食べ物を選んで食べます。しかし、どのような組み合わせでも、いいという訳ではありません。組み合わせによって、元気にしてくれるはずの食べ物を台無しにしてしまう事もあります。
また、季節毎に体調も変わる事が多いため、その季節に応じて食養生をする事が必要になる事が多く、この事については、中国の古典の優れた書物と専門家の間で評される「黄帝内経」にも記されています。季節だけでは、ありません。人の体は日内バイオリズムがあり、それに合わせて、食事のメニューを作り食べる事が元気の秘訣と中医師の先生は言います。
つまり、薬膳料理とは、陰陽五行説を基礎とし、中国数千年の歴史で育まれた健康のためのお料理
と言う事が出来るのでは、ないでしょうか。
本物の食養生を学び、毎日を元気に過ごしたい方に漢方学研究協会が自信を持ってお届けできる講座を開催できる事になりました。
皆様に健康をお届けしたい当漢方学研究協会が、薬草料理ではなく本物の薬膳料理通信講座を2008年10月より、開催致します。
講師:林建豫氏(同済医科大学内科医師)
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